My work is chiefly produced with a digital tool. I describe a figure in digital and output it with a printer. I can output copies innumerably if I intend to do it, in addition I don’t know whether there is a meaning, but can copy the same data. Because it can copy the totally same data on the digital, there is not specially value to be “an original”.
The “art work” is guaranteed that depends on a signature which is realistic and physical. Material before becoming the art work has only a role of the same extent as the pigment of the painting work.
However, it doesn’t completed that puts together the art work, it is disintegrated to a material unit as the review object of a new work and an update object of the expression again. Likewise, art work at the junction of reality and electronic is continue being always dismantled as material for the next art work.
In that sense, it will be able to be thought that the art work is not finish when completing it but consecutive exercise of the dismantling and the rebuilding. I wish that the material which I released will continues being updated by parson.Well, speaking simply, I open to the public the material of my works which I made in the past. The material opened to the public depends on the creative Commons license and permits the use. I would like you to confirm it from a lower banner in detail.

私の作品の幾つかはデジタルツールを使用している。デジタルで図形を描いてプリンタで出力する。やろうと思えば同じモノを何枚でも出力することができるし、意味があるかは分からないが同じデータをコピーし続けることも出来る。デジタルに於いては全く同じ複製を作ることが出来るため、「オリジナル」であることにはあまり意味がない。
「作品」をオリジナルであると認証するのは今のところ現実的で物理的な何かしらのサインに拠ってしか為し得ないが、その前段階の素材（又はパーツ）には、絵画作品で言うところの絵の具と同じ程度の役割しかない。
様々な過程を経、いちどひとつの状態にまとめ上げた作品は完成した瞬間から新たな作品の批評対象や表現の更新対象として再び素材単位にまで分解される。同様に連続した一繋がりの日常の結節点に生じる「作品」も、次に作られる「作品」のための素材として常に解体され続ける。その意味で「作品」とは、「完成」された状態のものだけを指して言うのではなく解体と再構築の不断の運動そのものであるとみことが出来る。そしてその運動は私だけの特権的なものではなく、他人の手によって為されたとしても構わない。前記の通りデジタルデータにオリジナルであることの意味はそれほど無いし、そもそも、ここに公開する素材にしても私が頭を捻って作ったものではなく、様々なイラストや市販の素材集からパーツだけを取り出してトレースしたものなのだから。そうして、これを手にする人々のそれぞれの表現手段によってそれぞれに姿を変え、更新され続ける素材となることを望む。
まあ、ひらたく言えば私が過去に制作した作品の素材を公開する。その素材は印刷してみるなり、自身の作品の素材として再加工するなりして頂いて構わない。
公開する素材はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに拠ってその利用を許諾する。詳細は下部バナーより確認頂きたい。20110930